アートdeおもしろ集客看板

もっと目を引く、面白い看板はないの? 面白くない看板は、誰も目を向けてくれません。 しかも、「集客」につなげるには、「タネ」も「仕掛け」も必要です。 真剣に「集客」をお考えの方だけご覧ください。

事例 「建物のイメージを大変身させる外装看板」

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倉庫イメージを変えることが至上命題

元々、貸倉庫を改装した店舗です。

店内は、アーリーアメリカン調のオシャレな空間なのですが、

外見はどうみても倉庫そのもの。

しかもグラフィティ調の看板も貧相なイメージで、

建物と看板のサイズもバランスが悪い状態でした。

中がオシャレなだけに、かなり外見で損をしているお店でした。

 

限られた予算を効果的に使うには一点集中

めざす目標は、

  • 建物のスケールに負けないビジュアル表現が求められます。
  • それに、倉庫丸出しの外壁と入口の表情を店舗らしく大改造しなければなりません。
  • 後は、店内のアーリーアメリカン調で全体のイメージを統一することです。

建物のイメージを変えることと看板の表示を別々に行ったら、

建物が大きいだけにコストも大がかりになってしまいます。

そこで、建物の塗り替えと看板表示を兼ねさせるために、

塗装看板を提案しました。

節約した予算を、一点集中的に入口の大変身に当てることにしました。

総花的に予算を使っても、ほとんどイメージが変わらないからです。

 

意表を突くことで人目を引く

人目を引くために、

非日常的な凱旋門をモチーフにしたレリーフで入口を覆うことにしました。

通りかかった人が必ず目を止めるには、一工夫の仕掛けが必要です。

そこで、凱旋門を大きく傾ける構図にして、

意表を突くことにしました。

 

人は、見慣れたもの、当たり前なものには反応しません。

しかし、「意外なもの」「あり得ないもの」には必ず注意を向ける習性があるのです。

看板に目を向けさせる手として、

私たちはよく「意外性」を使います。

 

建物全体をアーリーアメリカン調に統一

ここまで来れば、目を引くための効果は十分です。

後は、機能として必要な看板をアーリーアメリカン調のデザインでまとめていけば完成です。

メインのパネル看板はプレスリーをモチーフに、

メニュー看板は黒板風に仕上げて全体をコーディネートしました。