売れない?だからどうした?
仕事柄、多くの様々な業種の経営者とお会いします。
そして、口を開くと決まって「売れない」「不況だ」の連発です。
はっきり言って、そんな経営者には近づきたくありません。
所謂、エネルギーバンパイアですね。
会話をしても、「売れない」理由を次々と羅列して、
売れないことを正当化しているだけです。
そこからは、何も希望は見えてこないし、
どんどん憂鬱になって行くだけです。
「売れない理由(原因)」と向き合う
売れない理由を列挙するのはいいのですが、
問題はその後です。
「本当に、それが原因なのか」を突き止めようとしないと、
解決の方法は見えてきません。
もちろん、私の会社も売上が激減したりすることはあります。
でも、慌てないことです。
考えられるあらゆる原因を列挙していきます。
それを、分類整理して、いくつかのグループに分けて検討していきます。
もっともわかりやすい分類は、
- 商品が悪い。
- 売る相手を間違っている。
- 売り方を間違っている。
の3つの視点です。
商品に問題はないか?
まずは、自社で扱っている商品を点検してみましょう。
- 需要が減ってきている。
「それはどうして?」
「需要の減ってきた背景は何?」
- 代位する商品が出てきた。
「その商品は、今の商品を100%無価値にするの?」
「その商品が出ても、スキマはないの?」
つまり、「商品が致命的にダメなのか」「何かまだ可能性があるか」ということです。
ここから先は、話が長くなるので、別の機会にフォーカスすることにします。
売る相手を間違っていないか?
所謂、ターゲットの問題です。
やっかいなのは、このターゲットが見えにくくなってきたことと、
常に変化し、動いているということです。
かつての客が、いつの間にかいなくなっている。
「高齢化していく」「卒業していく」「他の魅力的なところへ移動した」などです。
以前のような、年齢層や性別や所得層、学歴、職業などといった
ざっくりしたターゲットの設定はとうの昔に通用しなくなりました。
自社の扱っている商品を買う「場面」や「機会」に
もっとフォーカスしなければなりません。
これについても別の機会に検討したいと思います。
売り方を間違っていないか?
最近では、客は「商品」を買っているのではなく
「それによって得られる結果(ベネフィット)」を買う志向が強くなりました。
売れないと、すぐ「安売り」に走るのは早計です。
「安売り」に走ると必ず自分の首を絞めますし、
「売れない本質」が見えてきません。
「売れない」とあきらめていた商品でも、
視点(コンセプト)を変えれば爆発的に売れることがあります。
求められる「マーケティング」の視点
だから、マーケティングは面白いのです。
「売れない」と決めつけたらそれで終わりです。
「何か必ず突破口がある」「思わぬところにヒントとキッカケがある」
常にそう思って目を凝らして生きていると
必ず大逆転のチャンスに出会うものです。
これから、そんなワクワクする事例やヒントを取り上げていこうと思いますのでよろしく!