アートdeおもしろ集客看板

もっと目を引く、面白い看板はないの? 面白くない看板は、誰も目を向けてくれません。 しかも、「集客」につなげるには、「タネ」も「仕掛け」も必要です。 真に「集客」をお考えの方だけご覧ください。

珈琲店の看板「オープン1ヶ月後にデザイン調整」

オープン1ヶ月後の現場検証

珈琲工房「Ten Dollars Coffee」がオープンして約1ヶ月です。

先日オーナーが挽きたてのコーヒー豆を手土産に尋ねてきました。
様子を聞くと、
・駅の改札口からだと看板が目線と平行になって見えない。
・看板に気づかずに通り過ぎてしまう人もいる。
ということでした。

それは、私も最初から気にしていたことでした。
道幅が狭くて突き出し看板が出せないため、「Coffee」という文字をデザインして建物全体にステンシルで描いて、どの方向からでも珈琲の店とわかるようにするという提案も投げ掛けてはいました。

早速、二人で現場に直行。
駅の改札口に立って、看板の設置位置を検討します。
オーナーは置き看板を考えていたようですが、客の自転車を置くスペースがなくなることや毎日の出し入れを考慮して側面の壁を活用して文字を手描きすることを提案しました。

次に、書体や文字サイズ、レイアウトのシュミレーションです。
改札口からはっきりと読めること。
壁の前に自転車や演出物が置かれても隠れないこと。
客層は60歳前後の中高年層が多いことから、大正ロマンを感じさせる文字が受容性が高いこと。
などを確認して早速デザイン作業に。

平面的な描き文字だけでは、インパクトもなく印象に残りにくいので、一部を立体にすることにしました。
立体文字とステンシルの型紙をアトリエで制作し、次の店休日に現場施工することに。

デザイン調整完了後の反応は?

出来上がりはこんな感じです。

施工した翌日、早速オーナーから電話がありました。
「効果てきめんです。客の入りも前を通る人の反応もまったく違います。ありがとうございました。」
と、元気な声でした。

それから数日後、オーナーが来社。
今度は、コーヒー豆の詰め合わせギフト箱の試作品を見てもらいたいということでした。
生成り色の紙の箱に口上書きも添えられていて、オーナーの熱意がこもっていました。

そして、次は割り引きクーポン券を作りたいということでそのデザインを頼まれました。
Ten Dollaers Coffeeなので、ドル札風のクーポン券を予定しています。

看板屋に任せっきりは危険!

お店づくりはオーナーだけでは限界があります。
店舗デザイナーや看板屋に任せきりでもダメです。
オーナーと専門のプロが共同で作り上げていくものだと思います。

最近、見積りサイトなどで、看板の内容を抜きにして金額だけで注文するオーナーが増えているようです。

デザインもアイデアもないハードだけの看板でいいのでしょうか。
看板はモノ(ハード)ではありません。
集客のためのアイデア、効果的なデザイン、使いやすさや手入れのしやすさなどの工夫、コストパフフォーマンスを考えた製作方法など正にソフトの集大成です。
・どうすれば、集客につながる看板ができるか。
・低予算で効果的な看板を作るにはどうすればいいか
オーナーの身になって長期的に相談に乗ってくれる専門のプロをブレーンに持つことが、目先の小さなコストの差を追いかけるよりはるかに大切だと思うのですが。