手描きの絵看板
最近は手描きの絵看板はほとんど見なくなりました。
かつては文字も絵も手描きが当たり前でしたが、カッティングマシーンや大型インクジェットプリンターの出現で文字書きや映画看板の職人さんが姿を消してしまったからです。
代わってテーマパークを中心に壁画やデザインペインティングをしていた私たちがその役割を引き継いでいます。
元々、看板ではなく建物の装飾が本業でしたので、絵も細部の表現やニュアンスまでていねいに仕上げます。
また、看板だけでなく、看板と建物の調和を最も大切にしますので、看板の周辺も塗装や絵の技法でデザイン処理を施し、一体感のある仕上がりが自慢です。
手描きとデジタル出力の長所短所
デジタルのインクジェットプリンターは、「便利で」「安くて」「綺麗で」「工期が短い」というメリットがあります。
しかし、万能ではなくデメリットや不可能な点もあります。
例えば次のような点です。
- シートに印刷をして壁に貼るため、ざらざらしていたり亀裂や穴がある表面には施工できません。
- 壁をシートで隠すため、壁の風合いや素材感は失われ、壁との一体感もなくなります。
- 凹凸の激しい立体物には向きません。
- 化成品のシートを使用するため、経年劣化すると割れや剥離が起き、醜く汚い状態になります。
- 一旦出力してしまうと、現場の状況に合わせて調整することはできません。
それに比べて手描き壁画は、
- 現場制作なので、現場でサイズやレイアウトや色、質感表現にいたるまで、自由自在に現場調整が可能です。
- どんな素材でもどんな凹凸のある下地にも、下地処理さえすればほとんど対応できます。
つまり、現場の状況に応じてジャストフィットな仕上がりが可能であることが最大のメリットであり強みです。
施工事例
東武動物公園・3Dシアター
フラメンコダンススタジオ・Querido Amigo
ハワイアンレストラン・ROYAL PALACE
ケバブ・ぐるーりーケバブ
イタリアン厨房・Bambina Bambino
イタリアンレストラン・モダンパスタ行田店
イタリアンレストラン・モダンパスタ北本店
イタリアンレストラン・モダンパスタ宇都宮店
ペットランド専門学校
アクシス春日部
東武動物公園 the Ring